スループット(処理能力)
Throughput
一定の時間内に、システムやネットワークが処理できるデータ量のこと。
簡単に説明すると
スループットっていうのは、かんたんに言うと、特定の時間内にネットワークや機器がどれだけのデータを処理できたかという実質的な能力のことだよ。 インターネットの通信速度を測る時に、実際に流れたデータの量を表す指標として使われているんだ。 例えば、道路の車線数が理論上の最大速度だとすれば、ある時間内にそこを実際に通り抜けることができた車の数がスループットにあたるよ。どれだけ広い道路でも、渋滞していれば実際に通れる車の数は少なくなってしまうよね。
名前のヒミツ
スループットは、英語のThroughput(スループット)からきているよ。 Throughは通り抜ける、putは置くという意味で、これらを組み合わせた言葉なんだ。データが通り抜けて処理される様子を表しているよ。 日本語では「処理能力」や「データ転送量」などと訳されることが多いんだ。
くわしく見てみよう!
スループットとは、一定時間内に実際に処理または転送できた量のことだよ。
ただし、対象が「ネットワーク」か「システム(サーバーやストレージなど)」かによって、測る対象や単位が変わるんだ。
ネットワークにおけるスループットは、一定時間内に実際に送受信されたデータ量(実効通信速度)を指すよ。
よく似た言葉に「回線速度」があるけれど、回線速度が「理論上の限界値」を表すのに対して、スループットは「現実に通信できた実測値」を指すんだ。
例えば、水道の蛇口をイメージすると分かりやすいよ。蛇口の太さが回線速度で、実際に蛇口から勢いよく流れ出てバケツに溜まった水の量が、ネットワークのスループットにあたるよ。どれだけ蛇口が太くても、途中の配管が詰まっていれば、実際に流れる水の量は少なくなってしまうよね。同じように、回線自体が高速でも、途中の通信機器が混雑しているとスループットは低下するんだ。このネットワークのスループットは、主に1秒あたりに何ビットのデータを送れたかを表す「bps(ビーピーエス)」という単位で測定されるよ。
一方で、サーバーやストレージといったシステムにおけるスループットは、そのシステムが単位時間あたりにどれだけの処理をこなせたかを表すよ。
例えば、データを保存するストレージ(SSDなど)では「1秒あたりに読み書きできるデータ量(MB/sなど)」を指し、WEBサーバーなどでは「1秒あたりに処理できた件数(TPSやリクエスト数など)」を指すんだ。このように、システム側でも「データ転送量」と「処理件数」のどちらの意味でもスループットという言葉が使われているよ。